こんにちは、えーみーふぁーむ管理人です。昨年より、昔ながらの風情が残る古民家を借りて、再生に取り組んでいます( *´艸`)
今回の投稿は、「障子の張替え」をする為の前段の作業として、障子剥がしについて書いていきますので、ろしくお願いいたします!(^^)!
古民家内部の建具と障子
今回取り組んだのは、天井付近に設置されている小さな障子付きの建具です。障子紙が長年の使用で劣化し、くすんでしまったこれらの建具の障子を修繕する第一弾です。脚立を使っての作業や、繊細な建具を扱う慎重な作業は、時間はかかるものの楽しさと達成感に満ちたものでした。
脚立を使って建具を慎重に取り外す
まずは、天井付近に取り付けられている小さな建具を脚立を使って取り外す作業から始めました。建具自体が古い木材でできているため、無理に力を入れると傷ついたり壊れたりする可能性があります。そのため、丁寧に枠を確認しながら、少しずつ持ち上げるようにして取り外しました。
脚立に登る作業は少し緊張しましたが、高い位置に設置されている建具を手に取って下ろしたとき、古民家の歴史を感じる重みが伝わってきました。
障子紙を剥がす準備
建具を取り外した後は、障子紙を剥がす作業に移ります。まず、建具にくっついている障子紙を剥がしやすくするために、水を使って糊がついている部分を湿らせます。この水分が糊に浸透するまで約5分待つことで、障子紙が自然に浮いてきます。この待ち時間も、次の作業を想像してワクワクするひとときでした。
菜箸を使った障子紙剥がしの爽快感
障子紙が浮いてきたら、古民家の中にあった先が丸い菜箸を使って、木枠を傷つけないように慎重に剥がしていきます。この作業がとても気持ちよく、障子紙がスルスルと取れていくたびに爽快感がありました。
菜箸は、先が細く丸いので、繊細な建具にも優しく、力を入れずに作業が進むため、とても便利でした。一つ一つの動作を楽しみながら進めることができ、作業中の時間があっという間に過ぎました。
残ったカスを拭き取る仕上げ作業
障子紙をすべて剥がした後は、建具に残った小さなカスを濡れた雑巾で丁寧に拭き取ります。この工程は、細かい部分に注意を払いながら進めるため、集中力が求められる作業です。しかし、きれいに拭き上がった木枠を見ると、その美しさに満足感がありました。
縁側で乾燥させるひととき
最後に、きれいになった建具を日当たりの良い縁側に並べ、しっかり乾燥させます。太陽の光を浴びる建具は、まるで新しい命を吹き込まれたかのように見えました。この瞬間、修繕作業の達成感を存分に味わうことができました。
おわりに
こうして、小さな建具の障子剥がしが無事に完了しました。ひとつひとつの工程は地道で時間がかかるものでしたが、手をかけた分だけ、古民家に新しい息吹を感じることができました。次は、障子を貼っていく作業と大きな建具にも挑戦したいと思います。古民家再生の旅はまだまだ続きます。